47人が本棚に入れています
本棚に追加
あっという間に、家の近くの踏切の前。
ここで私達三人は、三方向に別れる。
「じゃあなー、朔、彩花。今日はお幸せに。」
「うんー!バイバイ!」
那由多が帰って行くのを見ている私に、朔が声をかけた。
「じゃあ…夜七時、公園に行くから。」
「うん。…待ってる、ね。」
「ありがとう。じゃあ。」
やっぱり…二人だけだと、会話がたどたどしい。
今日、一緒にスーパームーンを見て…、ちょっとでも、ちゃんと話せるようになりたいな。
あの、綺麗で幻想的な月を、…必ず君と二人で…。
最初のコメントを投稿しよう!