first moon

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朔が、好き。 そして、朔も、私が…。 奇跡かな?…今、この瞬間。 「彩花、これ、あげる。誕プレ。」 「え、やったー!ありがと朔!」 やった!朔からの、誕生日プレゼントだ! …なんか、睨むような視線が。 「あー、お前ら、いつも以上にラブラブですねー 教室ですんな、外でやれ。」 「えへー。」 「えへーじゃねえよ、彩花!ほら、朔も!ちゃんと外でやれ。ラブラブすんな、ここで。」 「……。」 「お前も無言で照れてんじゃねーよ!」 那由多は、朔と私を睨みつけ、ため息をついた。 那由多は、言い方はあれだし、素直じゃないけど、私達の事をいつも見守って、応援してくれているのは、確かだ。 だって、朔と私が付き合うようになったのは、ナユタのおかげだもん。 感謝です、那由多様。 「ところでさー、今日、お前ら一緒にスーパームーン見るんだよな?」 「うん、そうだよ!」 えへ。 今日は絶対朔と見るって、ずっと前から約束してたもん。
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