first moon

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「でも、こんな田舎で、山に囲まれた所だったら、綺麗に見えねーんじゃねえの?」 「大丈夫!私の家の近くに公園あるじゃん。そこからだったら、きっと見えるよ。ね、朔?」 「たぶんな。」 「ふうん。」 那由多が頬杖をついて返事をした。 「楽しみだなぁ。」 「俺も。彩花、絶対、一緒に見ような。」 「うん!絶対。」 朔のほうを向いて、満面の笑みを見せる。 朔も、微笑み返してくれて…。 こんな時間が…続いてほしいな。 朔と、ずっと一緒にいたい。 朔の笑顔を、ずっと見ていたい。 だから、絶対、一緒に見よう…スーパームーンを。
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