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アラームの音を止めて、目を開けた。
…朝。
昨日…何があったっけ…?
今日は、何日?
携帯の画面を開くと、…ん?
「もう9時?!」
ヤバい!遅刻確定じゃん!
私は、急いで制服を着ると、学校への道を走った。
一時間目の真っ最中に登場した私。
先生には注意され、友達には笑われ…。
もう、何やってんだろ。
なんで、私は昨日、アラームのセットを二時間も間違えたの!
…昨日?
そういえば、私は昨日、どうやって寝たっけ?
一時間目終了のチャイムがなり、みんな一斉に席を立つ。
「彩花ー、なんで今日遅れたんだよ。」
「あー、えっとー、寝坊?」
「彩花が寝坊?珍しいな。」
那由多のいつも通りの声に安心しながら…まだ、違和感を覚えている。
「彩花っ!誕生日おめでとー!」
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