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核シェルターにつながるカプセルエレベーターに入り、おっさんに手を振り別れを告げた。
カプセルエレベーターがゆっくり動きだした。僕は少しドキドキした。30秒ぐらいたち、チンという音がなり扉が開いた。
核シェルターの中を見た瞬間、想像通りの近未来的な造りの部屋だ!
すべての生活ができる環境が整っている。ベッドがありトイレがありシャワールームがありキッチンがあり冷蔵庫があり洗濯機がある。
さっそく100年分の飲食料がある押入れを開けた。
なんと缶詰がギッシリ詰まっている!
さんま、鯖、サラダ、焼鳥、果物、お菓子、お茶、酒、ビール、ジュース、肉、米、後は水が出る蛇口と味噌汁がでる蛇口だ!
「うん うん! へぇー これは便利だし、凄いなぁ! ゴミはここに捨てればいいんだな!どこまでつづくんだ?このゴミ吸い込みホースは?まっいいや!」
次に目に入ったのが50インチぐらいあるモニター画面だ!!
「これが外の世界が見れるモニターかぁ!
さっそく、つけてみよう!」
【ズーン!!】
「おっ! これは家だな! あっ!そうか!僕はまだ買い出しの途中だったな。 だからかぁ家のことが頭にあったから家の中が写しだされたのか! 凄すぎるな!たしかヤナギって言ってたっけな? 」
「んっ!嫁がブツブツ言いながらケータイでどこかに掛けてる? たぶん僕にだろうな! ちょっとイライラしてるし!」
「遅い!何処で、何してんのよー!」
「アハハ~おもしろい! ケータイは繋がらないし!当分は帰ってきませんよ~だ!アハハ!!」
子供は何してるかな?
「ゲームばっかしてなぁ。宿題はちゃんと終わったのか?」
「ピンポーン!」
「んっ!家の呼び出しがなったぞ! 誰かきたみたいだな?」
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