強く、風が吹いたなら
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風待ちて薄氷の割れるのを見る 一人冷たき雨に打たれて 雪に埋もれた足の重さよ 雪解けし後にも重さを残す 重し、重し、重し 軽やかな風を待つ この足に嵌められた枷を壊して この首に繋がれた鎖を千切り 何処か遠くへ行けたなら 何処か遠くへ行けたなら 声にならずも繰り返す 軽やかな風ぎ吹いたなら 暖かな風が吹いたなら 強き風が吹いたなら 柵も全て吹き飛ばし 遠くへ行けると信じていた 強き風を待ちわびた
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