第2章アナウンス

2/2
5人が本棚に入れています
本棚に追加
/23ページ
放送室は3階にある。俺たちは走りながら階段を登って放送室のある廊下まできたしかし、 のぞみ『なに、これ、嘘でしょ?』 一之介『どうなっているんだよ』 放送室につながっている廊下にあった物それは黒い壁本当に真っ黒で硬いそれ以外にはなにもない 一之介『こんなの前までなかったよな』 のぞみ『そんな…』 一之介『のぞみお前のスマホ教室どこって書いてある?』 のぞみ『1-2よ』 …いっしょだ。 一之介『行くぞ。おれも1-2だ』 のぞみ『行くってもしかして1-2?嘘でしょ?あり得ない。こんなの信じられないわ。おかしい』 一之介『でも実際いまあり得ない物が目の前にある。それに行ってみないとなにも始まらない』 のぞみ『でも罠かもしれないでしょ?』 一之介『確かにそうかもしれない。その時はおれが守る。』 しばらく沈黙が続いた のぞみ『なにそれ、意味わからない。本当にバカね。でも確かに行かないとなにも分からないわ。30分まであと10分しかない。行きましょ』 俺たちは1-2の教室に急いだ。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!