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暗いくらい暗い道。
ボクは、ゆっくりと歩いていた。
そこは、本当に暗かった。
「死んだの?」
制服を着た女の子が、ボクの体を持ち上げた。
「私の名前は、マカ。
ネコちゃん、お名前は?」
「……」
ボクは、死んでいる。
だから何も答えれない。
「そう、死んだの……」
マカは、そう呟くとブツブツとつぶやき始めた。
「生命の源よ。命の伊吹よ。
今こそ再び、その伊吹を戻したまえ!!」
ボクの体が、軽く宙に浮いた。
「レビバル」
ボクの体が輝き、そしてゆっくりと息を吹き返した。
「改めて聞くわ。
私はマカ。貴方の名前は?」
「ボクはボク
あれ?ボク言葉が喋れる??」
「うん
貴方、今日から私の使い魔」
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