01 ネコゾンビ

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マカは、ニッコリと笑うとボクの体を持ち上げた。 「さぁ、帰るよ?」 「帰る?」 「私のお家」 「ボク、マカの家に帰る」 ボクは、マカの腕に抱かれながらマカの家に帰った。 マカの腕の中。 とっても温かかった。 マカの家は、大きな一軒家だった。 「ただいま……」 マカが帰ったのに誰も返事をしない…… 「マカのママとパパは?」 「仕事でいつも遅いんだ」 「……そうなんだ」 ボクは、思った。  もしかして、マカは一人ぼっちなんじゃないだろうか?? 「ご飯作るね」 「うん」 マカは、そう言うとボクを床の上に置いた。 置かれたからと言って知らない家だ。 出来ることなんて何もない。 ボクは、ゆっくりとマカの後をついて行くことにした。
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