01 ネコゾンビ

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マカは、手早く料理を作ると自分の席に座った。 「ボクの分は?」 ボクは、マカに尋ねた。 「ボクは、ゾンビだからお腹は空かないはずだけど……」 「えー  ボク。お腹すいたよー」 マカは、暫く沈黙した後、お皿にミルクを入れてボクの前に出した。 ボクは、それを一口口の中に含んだ。 「うー」 「どうしたの?」 「美味しくない……」 「ゾンビだからね……  食べないでも生きれるはずなんだけど……  もしかして、死んだときお腹すいていた?」 「うん  ペコペコだった」 「だからかな……」 「え?」 「ゾンビは、死んだ時の状態のまま復活するの」 「えー  じゃ、ボクはこのままペコペコのまま生きないといけないのー?  やだよー」 「んっとね  使い魔が食べるものは魔力よ」 「魔力?」  魔力って何だろう? ボクは考えた。
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