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マカは、手早く料理を作ると自分の席に座った。
「ボクの分は?」
ボクは、マカに尋ねた。
「ボクは、ゾンビだからお腹は空かないはずだけど……」
「えー
ボク。お腹すいたよー」
マカは、暫く沈黙した後、お皿にミルクを入れてボクの前に出した。
ボクは、それを一口口の中に含んだ。
「うー」
「どうしたの?」
「美味しくない……」
「ゾンビだからね……
食べないでも生きれるはずなんだけど……
もしかして、死んだときお腹すいていた?」
「うん
ペコペコだった」
「だからかな……」
「え?」
「ゾンビは、死んだ時の状態のまま復活するの」
「えー
じゃ、ボクはこのままペコペコのまま生きないといけないのー?
やだよー」
「んっとね
使い魔が食べるものは魔力よ」
「魔力?」
魔力って何だろう?
ボクは考えた。
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