01 ネコゾンビ

8/17
前へ
/90ページ
次へ
「私ですか?  私の名前は、星新一とでも言っておきましょうか……」 「からかってるの?」 「からかってなどいませんよ……」 「今日は、貴方に挨拶に来ました」 「挨拶?」 「今日より、貴方をサポートさせて頂く事になりました」 星は、そう言うとニッコリと笑った。 「サポート?  私の使い魔なら既に居るわよ?」 ボクは、にゃんと鳴いた。 「これはこれは。  立派な使い魔だ……」 星は、そう言うと再びニコリと笑った。 ボクは、思った。  なんか馬鹿にされたみたいでムカつく。 「私は、使い魔じゃありませんよ。  先ほども言ったとおり、貴方のサポートに来ました。」 マカは、首を傾げた。 「貴方は魔王として魔道師協会に認められたのですよ。」 「え?嘘??」 「本当です。  私は、最初の仕事を貴方に伝えに来ました。」 「最初の仕事?」 「最初の仕事は、罪人中川圭を殺す事」
/90ページ

最初のコメントを投稿しよう!

16人が本棚に入れています
本棚に追加