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とてもとてもとても長い物語、ここまでお読み下さいまして本当にありがとうございます。
この作品は小説を書き始めて二作目のもので、読者の反応やら何やらを振り切って夢中で書ききった暴力的なものですが、私としてはとても懐かしく、大切な一作です。
アルベルトが歩んだ七年間と序章でも宣言しておりますし、この終わり方は察しがつくかなあ、と思っていたのですが、どうも絶対分からないと言う意見が大多数で困惑した思い出もあります。
この作品は最後まで読まなければ何の意味もない作品で、だからこそこの終わり方にとてもがっかりされた方がおられましたら、本当に申し訳ない思いでおります。
満足のゆく死とは?
それがこの作品のテーマでした。
そしてきっと、それが私の原点でもあるのです。
そういう意味でも、どんな評価だろうがこの作品が私の代表作と言えるのだろうな、と感じています。
皆さまがアルベルトとともに、長い旅をしていたと感じていただけましたら、とても幸せです。
この度は沢山の応援をありがとうございました。
心より御礼申し上げます。
鴻上 縞
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