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「バルツァー殿はイグニス王と話し合ってくれたんでしょう? それで僕を説得するのあきらめたんだよね?」
「何かしらあったのだと思いますが、詳しくは聞かされておりません」
あんなに熱心に引きとめてたひとが、急に考えを改めたのが引っかかる。また話がひっくり返ったりしませんように。
「艦に乗ってしまえば、どうとでもなりますよ」
「カイの艦? 乗せてもらえるかな」
「ラクリマ星域へはバルツァー様とカイ殿下の艦を合わせ百隻の艦を派遣しますので、いずれかにご乗艦いただくことになります」
必ずしもカイの艦じゃなくてもいいんだ。それにしても、一対一の交換に百隻とは。会戦が始まるような数ではないけど物々しい。
「ゼクレス様は連邦王国の要人です。一、二隻で出迎えというわけにはいきません。上限は双方百隻までと取り決めました。プライマリ側も準ずる数が派遣されるでしょう」
「僕は一軍人だし、ドレッドノートと護衛艦数隻が妥当な数だと思うよ」
かえってそのほうが気楽でいい。百隻も寄こされたら気後れする。
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イノウエさんより、エリックを描いていただきました!
戦闘機と地上車のほかに、バイクの免許を持っていたのですよ彼は。
作者も知らなかった事実。笑
イケメンだぁ(*´ω`)
革ジャンやバイクの細やかな再現力もすごいです。嬉!
こちらもまた、美しいカラーで二度美味しい♡
素晴らしいエリック&バイクをありがとうございました!
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