我がガラテアに望む

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だから少し、されるがままの白い首を、指先で押さえた。 そしたらそれが、びくんと大きくのたうったので、こちらの心臓が跳ね上がった。 驚き、そして……裏切られたような、気持ちになった。 ーーああ、どうして動くんだ? こんなに綺麗で、彫刻のようなのに。 ピグマリオンに彫られたガラテアのように。 ガラテア(乳白色の女)ガラテア(理想の女)。 ーーそうだ。 俺の生きてきた現実にも、俺のガラテア、理想像はあった……。 それは… それは…
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