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「ゴーシュ!前に出過ぎだ!」
デンジが忠告するが、ゴーシュには届かなかった。
(全くはあいつは・・・!俺の気も知らないで・・・!)
「で、でも、ゴーシュ君、敵の攻撃全部避けてますよ・・・」
「援護したいところだけどっ!この数じゃねぇ!」
シエルとハルスも小隊内で通信しつつ、ヘレネスを迎撃している。
その最中、イヴァンがデンジに指示を出す。
「・・・デンジ、君がゴーシュを援護してくれ」
「!しかし、持ち場を離れることなど・・・!」
「僕が持ち場を交代しよう。今なら何とか大丈夫そうだからね。君ならできるだろ?それに・・・」
デンジは静かに返答を待った。
「親友、なんだろ、彼は・・・!」
デンジはハッとさせられる。
「・・・はい!Λ2、これよりΛ5を援護します!」
(それまで持ち堪えろ、ゴーシュ・・・!)
デンジの《パトロクロス》が疾駆した。
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