第四話 フィリア・ドライブ

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《カシオペア》が地面から起き上がり、《アキレウス》と対面する。 「この僕が・・・、バーバリアン如きに押されてる・・・?」 光の粒子と共に空気が《カシオペア》の周囲に舞い上がる。まるでゼナムの感情を表すかのように。 「ふざけるなよ!この劣等種がぁぁ!!」 《カシオペア》は高速で接近してきている。対するゴーシュは迎え撃とうと、バリア・フィールドを再び展開させる。 (彼女を守るんだ!絶対に!) フィールド同士がぶつかり合う。その時、互いの意識が交錯する。 (これは・・・・・・がっ!) 突然ゴーシュに激痛が走る。全身がズタズタに引き裂かれるような痛みだった。 自分の胸を鷲掴みにする。 それと同時に、微かに声が聞こえる。 (この!虫ケラ同然の!劣等人種!・・・お前らはなぁ!僕より下なんだよぉ!殺してやる!殺してやる!殺してやるぅぅ!!) (・・・!) 聞こえてきたのは誰とも知らぬ若々しい声。感じたのは、狂気と間違えるほどの・・・敵意。 (こんな奴を・・・彼女に近づけさせるものか・・・!) 狙いを澄まし、発砲。 フィールドの隙間を縫って、弾丸が《カシオペア》の元へと届いた。
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