第四話 フィリア・ドライブ

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キヴォトスの格納庫へと戻り、ゴーシュが《アキレウス》のコックピットから降りようとしたとき、ナグが労いの言葉をかけた。 『お疲れ様でした。ゴーシュ・・・。おや、どうしましたか?』 「・・・お前は一体何者なんだ?」 『私はこの《アキレウス》のOSです。それ以上でも、それ以下でもありませんよ』 ゴーシュは機械にこれ以上時間をかけるのも、馬鹿らしくなってきたので、特に問い詰めはせず、ただ一言だけ添えて、その場を離れた。 「・・・だよな。君もお疲れ様、ナグ」 ゴーシュが皆の元へと急ぎ駆け寄って行った。 『・・・・・・”君”ですか。可笑しな人ですね』
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