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ダッタンは、タタールで、モンゴル部族だそうです。
騎馬民族なんだろうか。
身近な生き物の習性が固有の信仰になることがあるので、ちょっと気になりますね。
モンゴル相撲は四股を踏むのだろうか。
蝿の王が悪魔を指すように、世界中腐敗はどこでも忌み嫌われてるだろうけど、砂漠とか寒冷地ではどうなんだろう。
私は今思うと和辻哲郎の「風土」という本にかなり影響を受けています。
多分、比較民俗学、比較文化、民族、そういうものに触れた初めての本だったように思う。
そのあとに沢木耕太郎の「深夜特急」を読んだり。
「風土」は、人間の特性は風土によって作られる
という説。
でも、情報や人の移動が可能になった現代では当てはまらないのですが。
今となってはファンタジーとして読むと面白い。
もし、将来日本という国が無くなったとして、自分が日本人だという証明ができるのだろうか……ということを時々考えます。
日本人という定義がどうか、というのは置いといて。
現代日本人はどこにでも溶け込むんじゃないかと思います。
民族と信仰が結び付いてるなら、世界中に散らばっても文化が守られるじゃないですか。
日本人って、混血が進んでるのは当然として。今の日本の国土に住んでる人という条件を付けたとしても、信仰や文化への習熟度が低いと思います。
それが良いとか悪いではなく。寛容であり溶け込むのが結果的に生き残る術かもしれないので。
将来の研究者が日本固有の文化を探ろうとしたときに苦労するんだろうなって思います。
製鉄を調べてたら袋小路になりました。
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