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「春山ぁ、親子の再会を邪魔するとは覚悟は出来ているんだろうな…」
「前々から言っておりますがそんなに溺愛しているのなら優子さんと早く仲直りをしたらよろしいかと」
「馬鹿かお前は!あいつとの喧嘩、いや、CP戦争はそう簡単に折れるわけにはいかない!!」
今更だが俺の母親と親父は絶賛喧嘩別居中だ。
理由は今親父が言った、CP?戦争とやらだ、俺にはなんの事かさっぱりだが本人達にとっては重大な事らしい、もうかれこれ2、3年は続いている
「つーか俺なんで呼び残されたわけ?」
「ああそうだったな!説明しておきたい事があったのと光を愛でたかったからだ」
親父よ、絶対後半がほぼだろ、欲が見え見えだぞ…
「説明って?さっきので終わりじゃねぇの?」
「この学園の注意事項とでも言えばわかりやすいな。とりあえず座りながら話そう」
俺と親父はまたソファーに座り春山さんは親父から指示され何かの書類を持ってきた
「この学園はもう分かってはいるだろうが中高エスカレーター式の全寮制の男子校だ」
「それは分かってるけど、それがどうかすんの?」
「女子が1人もいないとなると必然と恋愛対象が男になるわけだが、その中でも取り分け人気のある生徒達がいるんだが、それがこの生徒達だ」
そう言われ春山さんが持ってきた書類に目を通せば見事に美形揃いの顔写真が載っていた
「あれ?こいつさっきの副会長じゃん」
「気づいたか。そこに載っている生徒会のメンバーと他数人は親衛達が大勢いる生徒達だ」
「……は?親衛隊??」
「まあわかりやすく言えばファンだな」
「あ、ああ~…こんだけ美形ならファンもできるのか。てかそれと俺何が関係あるわけ?」
「今は関係は無いかもしれないが関わると色々面倒な事に巻き込まれるだろうから気をつけてくれ。俺の可愛い光がリンチや陰口を叩かれるのを見たくはないからね。だからほんっっっとうに気をつけてくれよ」
そう言って俺の肩を掴んで俺を見つめてくる親父の目は真剣すぎて逆に怖かった
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