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テラフォーミング担当のエリー・マイアー博士。
冷凍受精卵の管理と人工育成器の担当であるアリエル・メリーウェザー博士。
そして、へイヤー博士の孫であり、人工の肉体の製造担当であるわたし、レキシア・へイヤーだった。
この5人全員が、肉体を捨て、脳ののみの存在となり、船の頭脳であるブレイン・ゲロニカに繋がっていた。
わたしたちの旅は、数百年ほど続き、地球から何億光年も離れた場所に、人類の生存可能な星を発見した。
わたしたちは、それぞれの肉体となるアンドロイドを操り、作業に励んだ。
新しく発見された星の名前は、人類の未来が素晴らしいものになるように、エデンと名付けられた。
それから、さらに数百年の時が流れた。
人類は、エデンに増え広がっていった。
その頃だった。
地球からの通信が入ったのは。
それは、年老いた女の声だった。
「レキシア、ごめんなさい」
その声は、言った。
「約束を守れなかった」
「さようなら、レキシア」
それを最後に、地球からの通信は、途絶えた。
わたしたちは、すぐに地球へと帰還することを望む者たちと、このまま、このエデンで生きていくべきだという者たちとに分かれ、対峙した。
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