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「おっさんは自分がおっさんだと自覚してからおっさんになるのです!うたうものさんには、その自覚がまだない!だから、おっさんの自分たちには魅力的なのです!」
うたうものに衝撃が走る。が、大した衝撃ではなかった。
「……別に私じゃなくてもいいですよね?」
タッくんもよっぴぃも首を振る。
その中アッキーは、長い茶番だなぁと空を眺めていた。
「世の中にはおっさんのBLドラマがあるのですよ!そんな恋の関係があってもいいでしょう!」
タッくん、力説。
「世の中にはそんな物語が見たいとリクエストしてくる方もいるのかも知れないのですよ!自分たちの想いを踏みにじらないでください!」
「誰ですか!?そんなリクエストをするのは!?」
※お粥さんです。
タッくんとよっぴぃに詰められるうたうもの。
「私たちの想いに応えられないということは気になる人がいるのですか?」
うたうものは思った酒とリクエストは人を変えると。
だが、下手に女性の名前を出しては、また詰められるかも知れない。下手に男性の名前を出しては更に燃え上がるかも知れない。
悩む素振りを見せてから、うたうものは口を開く。
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