ヴェアを待つ。

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河内さんがリクガメ・ヴェアと暮らし始めて、3年が過ぎました。 50グラムだったリクガメが、たった3年で約9キロになろうとは、一体誰が想像するでしょうか、否、誰もできやしません。もちろん飼い主である河内さんでさえも・・。 ヴェアの急成長の大きな要因は、良く食べ・良く眠り・そして、広い場所で自由に歩きまわる。 これに尽きるのではないか!? と河内さんは思います。 なぜなら、ネットで交流している『リクガメを愛でる会』のカメ友達のリクガメは、ヴェアと同じ生まれであるにもかかわらず、ヴェアの半分程度の重さだという。 「そんなっ! 3才でまだ4キロなの!? 軽いっ! 羨ましい!」 パソコンに向かって情けない声をあげる河内さんですが、それは後の祭りというもの。 河内さんは、今日も公園へ行く。 9キロの漬物石と化した、リクガメ・ヴェアをリュックに詰め込んで・・・、いや、前抱っこで・・(お、重い・・)
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