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たべっ子どうぶつを美味しそうに食べる父をじっと見ていると、「どうしたの?」と“Rhye-ライ-”の面影皆無なへらっとした笑顔を向けられる。
「な……なんでもない……」
相談できるかいな。
うーん、ホントどうしたものか。
それから両親は、たべっ子どうぶつの動物英語当てっこゲームをして遊んでいた。
幼稚だ。小学生のカップルよりひどい。
この二人を見ていると、私が早く大人にならなきゃという気持ちになる。
奇妙な関係の両親に私は呆れないでもないのだが、奇妙だからこそ経験できることもある。
それに、ハイテンションで我が道を行き、何より幸せな二人に苦言を呈しようものなら、きっと声を揃えてこう言われるに違いない。
「『Don’t Stop Me Now(俺を止めてくれるな)』」と。
【end】
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