最後の制裁

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「あの…緒方さん。播磨伊織は…警察の動きに気づいていると思います。結末を予想してる……」 その言葉の後、緒方の唸るようなため息が聞こえた。 『分かったよ…とりあえず応援よろしく』 いつもより苛立ちの窺える声が返ってくると、電話が切れた。 「結末を予想してるって…どういう意味?」 黒崎が横から顔を覗き込んでくる。 彩香は何も言えず、目を伏せた。
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