最後の制裁

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――― 伊織の車は住宅街の一軒家の前に停まった。 あまり近付きすぎると気付かれてしまうため、少し離れて車を停めたから、結局伊織が何をしようとしているのか確認できない。 「電話の相手の家の住所で間違いない。ここからだと…何にも見えないけどねぇ」 助手席で背伸びをしながら緒方は大きな欠伸をした。 そんな緒方を見て、五十嵐は苦笑い浮かべる。
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