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想定外
家に帰った野本は風呂に入ると彩香の手料理で腹を満たした。
「今日も疲れた顔してますね」
彩香に言われ、野本はハッとする。
「ごめん、今日はちょっとあちこち走り回ったから」
きれいに平らげた皿を下げながら、彩香はふっと笑った。
「別に謝る必要なんてないのに。お仕事大変なことくらい、私だって分かってますよ?」
そんな彩香の姿を見ていると、野本も立ち上がり、一緒に皿を片付け始める。
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