海賊団フリーダムフェザード

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シロは女賢者の顎を離せば近くに居た子供を見た シロ 「おい、事情を説明しろ」 シロの乱暴な言葉に子供は怯えてしまっていたが女賢者がシロに紙を差し出してきた シロは紙を受け取り、目を通す 女賢者 『申し訳ございません 私は半年前に襲われてしまった時に声を失いました 貴方を呼んだのは貴方たちの噂を耳にしたからです 束縛を嫌い、自由を表す海賊………… だから貴方たちを呼んだのです どうか、この国を救ってください』 目を通し終えればシロは女賢者を見た シロ 「どういうことだ、と聞かなくてもさっき裏路地を見てきたから分かる この国、何かあるな?」 シロが聞けば女賢者は頷いてまた紙に書けば渡してきた 女賢者 『二年ほど前になります 突然、王族が大人を集め始めたのです しかも城に行った人たちは戻ってこず…………… こうして幼い子供たちや老人たちがこの町に溢れるようになりました 子供たちはこうして私が保護をしているのですが…………何分、ここも小さい為、全てを保護が出来ないのです 王族に捕まらなかった大人は私が帝国の外に一時避難をさせております 子供たちも数名』 シロ 「…………………はぁ、やはり王族はどこも腐った化け物か」 シロはボソッ呟きながら女賢者を見た シロ 「それで? 報酬は? 俺たちは海賊だ タダ働きなんてしねぇぞ 相応の代価を払ってもらう」
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