海賊団フリーダムフェザード

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女賢者はシロの言葉に顔を下げたがやがて顔を上げて書いた紙を渡した 女賢者 『私の全てを捧げます』 それを見ればシロは小さく息を吐けば女賢者の胸ぐらを掴んだ 女賢者 「っ!?」 シロ 「ふざけんじゃねぇぞ てめぇ、俺達の事を知らねぇな」 シロは女賢者に顔を近付ければその目を覗き込んだ シロ 「俺はお前の何かなんて要らねえんだよ どうしても俺達が必要ならてめぇが俺の所有物になれ」  シロはそう言い、女賢者を見つめれば女賢者は覚悟を決めた目で頷いた シロ 「なら約束しろ 逃げるな これからのことに、そしてこれからの未来を」 シロはそう言い、胸ぐらを離せば女賢者を椅子に座らせた シロ 「おい、居るんだろ?」 ??? 「へい、キャプテン」 シロが教会の天井を見れば何かが落ちてくれば回転して、シロの前に着地すればそのまま膝を着き、頭を下げた その男の耳は横に長かった シロ 「相変わらずダークエルフの身体能力の高さには驚きだな 【フォルス】」 フォルス 「お褒めに扱い光栄でございます で、用件は?」 シロ 「この国の城を隅々まで調べろ 今日の夜までにだ」 フォルス 「了解だぜ」 フォルスは一礼すればすぐに姿が消えた シロ 「おい、ガキ共も少し来い お前もだ」 フォルスを見送ったシロは女賢者を立たせて肩を抱き寄せれば子供たちも連れて奥の部屋に向かった 
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