その者たち

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??? 「【海賊団 フリーダムフェザード】 キャプテンの【シロ・ローゲル】だ」 魔王 「海賊だと? ふはははは!!! 人間の欲を表したような貴様らが何のようだ!?」 魔王は声を荒げ、そう叫べばシロは腰の剣を抜けば切っ先を魔王に向けた シロ 「てめぇが張ったあの魔法壁のせいで俺達は航海が出来ねぇんだよ さっさと解け さもなければお前を潰す」 魔王 「ふはははは!!! 実に下らん!! 海賊ごときが我らの戦いに水を刺すか!!」 魔王の周りに闇が集まり出せば手を翳し、闇の珠が出来ていく 魔王 「【闇よ 集い集まりて珠となり、我が前を遮る愚か者を始末せよ】 【ダークブレクット】!!」 魔王が詠唱を終え、魔法を放とうとした瞬間、突然、魔法が弾き翔んだ 魔王 「っ!? 何だと!?」 ??? 「悪いがおめぇに魔法を撃たせる訳にはいかねぇんだよ キャプテンの命令は絶対なんでな」 シロの左側、少し離れた所、倒れた柱の上に立ちながら右腕を突き出しながら男がニヤリと笑っていた 魔王 「貴様!? 何をした!?」 ??? 「わかんねぇのか? 【解除(ディスペル)】を使ったんだよ」 男が言った後、雷鳴が鳴り響き、光が壊れた壁から入り込んで男の顔を照らした 魔王 「っ!? 貴様!? 何故、貴様が生きている!? 原初の魔法を生み、世界最初の魔導士!! 【ヨルム・シーフェルノ・ノヴァ】!!?」 ヨルム 「ほぉ? 俺を知ってるみたいだな まぁ、関係ないな 俺はつい、二年前にこの世界に帰ってきたって訳だしな」 ??? 「おい、ヨルム そんな事はもう話さなくていいだろうがよ」  ヨルムの方を向いて話してる男が大剣を振り上げて肩に背負う ヨルム 「そうだな 【ベル・ドラジスア】」 ベル 「そう言うこった」 風でベルの深く被ってたローブが取れれば男の額に二本の角があった 魔王 「【オーガ】!?」
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