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???
「ん……………んぅ…………?」
そこで目が覚めたのか女性が大きなベッドの上でヌクッと起きた
伸びをしてベッドから下りれば窓から街を見下ろした
今は夜明けなのか街はまだ賑わいはないが動いてる所があるのか灯りがついてるのが見えていた
女勇者
(あれから十年…………………
本当は私達が倒すはずだった魔王を彼らに倒され、その功績だけを渡されてから私達は英雄と呼ばれた
今でもこのお城で暮らしてるのが心狭い思いがする)
女勇者はまたベッドに戻れば座り込み、膝を抱えて縮こまった
女勇者
(魔王討伐を果たしたことになってから私はこの国の皇子と婚約
仲間たちも貴族としてこの国に過ごしてる
だけど………………
これが私が望んだ生活なの…………?
何で…………こんなに悲しいの…………?)
女勇者は涙を流しながら膝に顔を埋めて一人、朝日が差し込む部屋に居た
その国の近くの港………
そこに大きな船が停泊した
そこから一人のオッサンが甲板から城を見ていた
シロ
「ここか……………」
その船長であるシロは小さく呟いてから剣を腰に差した
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