葵side

1/5
前へ
/14ページ
次へ

葵side

先生の温もりがじんわり移る。背中に飛びついたから顔は見えないけど耳が真っ赤になってて、さっきの言葉はほんとだったんだって安心する。 「んふふふふ」 「キモイ、つーか離れろ」 「ひどい!だってさーほんとに先生がさぁ……んふ」 「うわぁ……ま、お前ずっと言ってきてたしなー俺の事好きだって」 「そーだよー。1年の1月16日から!」 「ちょっとは照れろ、つーかよく覚えてるな」 「あったり前だよ、忘れるわけないじゃん」 葵、高1の1月15日。 私が先生を好きになったわけ     
/14ページ

最初のコメントを投稿しよう!

6人が本棚に入れています
本棚に追加