先生side2

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「え、だってあの時の先生の顔確実に振るつもりってそんな顔だったから………っ、ちょっ、先生?」 あーそうです。図星ですよ。 ったくなんで女ってこんな時ばっかり無駄に勘がいいのか。 誤魔化すように乱暴に頭を撫でてやる。これくらいはいいだろう? 「勝手に勘違いすんじゃねーよ、ばか」 そう言って頭を撫でていない方の手を笠原のブレザーのポケットに突っ込む。 「…………何してんの?」 不思議そうに尋ねてくる笠原に急に自分の行動が恥ずかしく思えてくる。うん、俺馬鹿だ。 「それをどーしようがお前の自由。それが俺の精一杯の解答だよ。…………………じゃあな」 顔が熱くなっていくのを感じながら背を向け、出口に向かう。そう、これが精一杯の俺の言葉。俺の告白。告白なんざしたことねーんだからこれで勘弁してくれ。     
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