イタズラずきの、ゆきだるまくん。

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サンタさんがトナカイのおせわをしようとおもい、てぶくろをさがしました、しかしありません。 すると、ゆきだるまくんがじぶんのてにしていました。 サンタさんはしかたなく、こごえるてでトナカイのおせわをしました。 *  *  * サンタさんはおもたいそりのてなおしをするため、あしにものがおちてもいいように、じょうぶなクツをさがしました。 しかし、かたほうみつかりません。 すると、ゆきだるまくんがじぶんのボウシにしていました。 サンタさんはしかたなくきをつけてさぎょうをしました。 *  *  * とつぜん、ゆきだるまくんがなきだしてしまいました。 しろウサギとツンツンぺんぎんは、もーだめだーっとおおあわて! しかし、サンタさんはやさしいめでゆきだるまくんにちかづきました。 「どうしたというんだい。ゆきだるまくん?」 ゆきだるまくんは、めになみだをためていいました。 「あそんでほしいのにあそんでくれない……」 そうか……、っといいサンタさんはおもむろにかぶっていたあかいボウシをゆきだるまくんにかぶせました。 「ことしは、いっしょにプレゼントくばりにいこうか?」 すると、ゆきだるまくんのなみだはきえさり、おおきおなえがおとなりました。 *  *  * おおきなまんげつのひかりのなか。 ことしのクリスマスのそらにはトナカイのひっぱるソリにのったサンタクロース、プレゼントのおおきなフクロ、そしておてつだいのゆきだるまくんのかげがありました。
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