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数分後には商品開発部のデスクに戻り、手元の仕事を再開しようとしたとき。浅見さんから内線がかかってきた。
『企画通ったの? すごいじゃん!』
「はい! ありがとうございます」
さっそくプレゼンの結果を聞かれたため、私は素直に企画が通ったことを伝えた。
桐谷先輩はまだ席を外している。
『おめでと! じゃあ今日飲みにでも行く?』
「わぁ、ありがとうございます! でも今日は桐谷さんと約束してるんです。また日にちを決めて是非行きましょう!」
『……え、なに? 桐谷さんと?』
浅見さんの声が低くなってから、私は“しまった”と思った。
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