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「伝え方?ど、どうしたらいいんですか?」
「もっと自信持って話せよ。十分いい企画書なんだからさ。今みたいに、こんなのどうでしょう~って言われたって、ピンと来ねえよ。水野はこれを売りたいの?売りたくないの?」
「も、もちろん、売りたいです!」
「じゃあ売ろうぜ。そういう気持ちで、もう一回来いよ。お前ならできるだろ」
「はい!」
先輩の指摘はいつも的確だ。私に足りないものは何か、そして私がそれを前向きに直すには何て言えばいいか。いつも分かってくれている。
指摘事項が満載の私をじれったく感じているだろうけど、それでもこうやって投げ出さずにひとつずつ私に向き合ってくれる。
もちろんそれは、リーダーでもあり育成係でもある先輩の仕事のひとつなのかもしれないけど。それでも、嬉しい。
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