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「う、右京くんこそ、モテるだろうし、私みたいな年上の女でいいの?もっと若い可愛い子掴まえられると思うんだけど」
「何を言ってるんですか、年下の可愛い子はいくらでもいますけど、先輩の可愛さは先輩にしかないんですから」
「ええ!?あ、ありがとう…」
まっすぐにそう言われて、もう心臓が破裂しそうだ。こんなに彼が真剣に言ってくれてるんだ。私もちゃんと、自分の気持ちを伝えないと…。
「あの…私もね、一緒に仕事してて、右京くんていいなって、思ってたの。私がマシュマロのこと語っても、引かずに笑顔で聞いてくれたし…。右京くんといると気を遣わなくて、楽しいなって。好きだなって、…思ってたの」
「!じ、じゃあ!俺と…付き合ってくれますか!?」
顔を上げると、右京くんの大きくて綺麗な瞳が私をじっと見つめていた。
「…はい」
「やった!」
右京くんが、満面の笑みになる。まだ信じられない。こんなに笑顔の可愛い彼が、今この瞬間、私の彼氏になっただなんて…。
「…せっかくだから、コーヒーのお供にマシュマロ食べません?」
右京くんがマシュマロの箱を持って、包みを開けていいかと目で問いかけて来た。
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