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綺羅
「はぁ……………
また面接に行かねえと……………」
公園のベンチでスーツを着た綺羅が座っていて深い溜息を吐いていた
綺羅
「けど、めんどくせぇな………………
昨日の時点で六社、面接してんのに全てが落ちてるし…………」
綺羅はカバンから書類を出せば中を確認する
綺羅
(ここまで親の影響って大きいんだな…………
改めて思えば本当に子供には迷惑な話だ…………)
???
「綺羅!」
綺羅
「んぁ?
何だよ?
優香姉………」
優香
「探したわよ
ほら、一緒に行こ?」
綺羅
「いや…………、俺一人で」
優香
「ダメよ
そう言ってアンタ、一人で抱えるんだから」
綺羅は顔を上げて優香を見れば微笑みながら隣に座った
優香
「父さんと母さんには私から連絡してるからもう大丈夫だよ
だから、頑張ってみない?」
綺羅
「…………………」
優香が綺羅の顔を覗き込めば綺羅は悲しそうな表情を浮かべていた
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