海上解放軍【御劔の柱】

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零の家から少し離れた場所に真人の家があった 一人ベランダから海を眺めながら手元の手紙を持っていたがその手紙に目を通したがすぐに中へ投げ捨てた 真人 (クソ親父が…………… 今さら父親気取りやがって…………) 頭に手をやりながら大きくため息を吐けば海に立つ壁を見た 真人 (美奈……………… ちゃんと暮らしてんだよな?) ふっと真人は妹の事を思っていた 真人がここに来てから未だ手紙すら届いていないのだ 真人 (相当、嫌われてたからな) 真人は苦笑いを浮かべながらまたため息を吐けば部屋の壁のランプが光る 真人 「呼び出し…………… 稲穂と綺羅だな」 ベランダから中に入れば真人は上着を着て玄関に向かった ガチャッ 稲穂 「よっ、休めてるか?」 真人 「いいや、全然 お前らもだろ?」 綺羅 「そうそう だから先にイーリスに行っておかねぇか?」 真人 「そうだな やることねぇしな」 真人は頷けば稲穂たちと共にイーリスの所に向かっていった
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