日本領海解放戦

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イーリスが御劔の柱を出港して3日………… 海を進むが未だヴェリス艦と接敵せず、穏やかな水平線が漂う 零は昼飯のパンを噛りながらずっとモニターを見ていた 稲穂 「電探及びソナーに反応、未だに無し マップを見れば結構近付いてきたが……………」 零 「幾らなんでも静かすぎるな……………」 稲穂の呟きに答えながら零はゆっくりとイーリスの進路を右へ移行していく 陽翔 「なぁ? 何で右に行ってるんだ? このまま行っちまった方がいいんじゃねぇのか?」 零 「それもそうだが幾らなんでも一隻も会わないってのが不気味な程静かすぎるんだ だから近くの島の影に入り、センサーを強めて探りを入れる 陽翔、アクティブセンサーの発射準備を頼む」 陽翔 「あいよ」 零の指示を受け、陽翔は端末を操る 零は真人と綺羅の方を向いた 零 「真人、綺羅 アクティブセンサーの操作を頼む しばらくはエネルギーの操作も、レーザー砲も必要ないだろう」 綺羅、真人 「「了解」」 零 「稲穂は警戒を続けてくれ 穴を突かれ、接近させる可能性がある」 稲穂 「あいよ ちょい強めるぜ」 稲穂は端末を弄ればセンサーとソナーのレベルが上がり、範囲が広がった 零 (これでどうなるか)
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