日本領海解放戦

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しばらくセンサーを進ませていれば牛肉マップに赤い影が見え始めた 稲穂 「敵ヴェリス艦感知!!」 零 「種別は?」 稲穂 「駆逐艦が……………どんどん増えてわかんねぇ!?」 稲穂が頭をガシガシと掻いてるのを尻目にモニターにはどんどんヴェリス艦が増えていく 真人 「無音航行に切り替える 海面に出す」 アクティブセンサーがゆっくり海面に浮かべば波を立てないようにゆっくりと進んでいく 零 「おいおい、予想より多いじゃねぇか……………」 アクティブセンサーが円方に回りながらヴェリス艦を囲うように進む 稲穂 「っと、ようやく全部数えきれた!! 全部で56隻!! 駆逐艦、軽巡を中心とした艦隊だ!!」 零 「ふぅ、軽巡以上が居ないことが幸いか………………」 真人 「あっ?」 零が安堵で呟いていれば真人が急に声を上げた 零 「どうした?」 真人 「ヴェリス艦が集まってる中央の所に何かある アクティブセンサーで今、その周りを進んでるが」 真人がそう言いながらアクティブセンサーを更に操り、進んでいけばやがてその全貌がモニターに写し出された 皇 「何だこりゃあ……………」 モニターには巨大な要塞のように長くデカイ艦影が現れた 零 「拠点型の超巨大艦…………… 初音司令が前に言ってたが本当にあったとわな」 陽翔 「おい、ちょっと待て!? 拠点型があるってことは!!?」 零が難しい顔をしながら呟いた 零 「一歩、遅れてたらこれが日本に来ていた」
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