日本領海解放戦

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零 「ぬぐおぉぉぉ!?」 レーザーがイーリスのシールドに当たった瞬間、激しい衝撃が艦内を揺らす 綺羅 「すげぇ衝撃だ!?」 レーザーを防いでいたシールドだったが徐々に亀裂が走り始め、ついには欠け始めた 欠けた穴からレーザーが漏れ始め、イーリス後方の海面を蒸発させていく 皇 「くっそ!? これじゃあエンジンに負担がかかって冷却どころじゃねぇ!!」 真人 「エネルギー集中してもこれかよ!? マズイ!? シールドがもうもたねぇ!?」 真人が悔しそうにそう言う中でもシールドはどんどん欠けていき、レーザーがイーリスに迫って来ていた 零 「イーリスの機能を全てエネルギーへ!! 全機能でいい!!」 昌之助 「っ!? なるほど!!」 零の指示で真人以外の全員が端末を操作し、各々のの持ち場である機能を停止した その瞬間、シールドが強化され、亀裂が修復した 真人 「よし!! これなら待つ!!」 皇 「だが零!? この後はどうする!?」 皇が振り返り、零を見れば零は仕切りに手元に集中していた 零 「機能を再起動後!! 一気に接近して魚雷を叩き込む!!」 綺羅 「それしかねぇな!!」 衝撃が弱まり始めた瞬間、急にレーザーの方角が変わり、イーリスの前方を通過した 零 「何だ!?」 零がモニターを見れば要塞型ヴェリス艦の反対側から煙が上がっていて突然、数個の水柱が上がった 稲穂 「友軍反応!? この反応って!?」 稲穂がモニターに友軍を映し出せば零は口角を上げて笑った 零 「おいおいおい………… タイミング良すぎだぜ、亜美」 零はボソッと呟き、モニターを見ていた
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