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要塞型ヴェリス艦右舷後方海中…………
そこに一隻の潜水艦が居た
???
「消滅魚雷命中を確認」
???
「駆逐艦イーリス、健在を確認」
潜水艦のコントロールルームでは二人の女性が話しながら振り返り、艦長を見た
そこ艦長はまるで子供のような背丈で肩まで伸びてる髪が撫で、耳に掛かるのを払えば正面を見た
???
「艦長
イーリスより通信」
???
「繋げて……………」
その艦長の隣に座っている女性は頷けばカタカタと端末を操作すればモニターが映し出された
零
《こちらイーリス
助かったぜ、亜美》
亜美
《心配した………
帰ったらお酒奢って…………》
零
《あいよ
同年代の吉見だ
いくらでも奢ってやる》
亜美
《皆の分………》
零
《うぉいぃ!?》
ボソッと呟いた亜美の言葉に慌てて言い返そうとする零だがその前に通信が切れた
亜美
(零と…………お酒………)
???
「艦長
にやけるのは分かりますが集中してくださいね」
そう言われれば亜美は慌てて顔を振り、またいつもの無表情に戻る
亜美
「全速潜航…………
潜りながら下に入って海中ミサイルを撃つ…………
響、聖奈、春日
お願い……」
響
「了解
装填後、コースを絞り、撃つ」
聖菜
「ソナーに反応なし
目標、動きは無いよ」
春日
「エンジン出力上昇、エネルギーシールド展開可能」
亜美は息を吐けば深く吸い込んでから口を開いた
亜美
「潜水艦【水潮】
潜航開始」
亜美の声を合図に水潮は潜航スピードを上げ、進んでいく
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