駆逐艦イーリス

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零 《敵艦は全てこちらで引き受ける その間に怪我人の回収を》 海軍大尉 《はっ!! 後武運を!!》 ブウンと音を立てながら通信が切れれば零は大きく息を吐いた 零 (ふぅ……………… 素直に従ってくれて助かった…………… これで戦闘に集中できる) 大きく息を吸い直せば艦長椅子に座り直した 零 「敵艦の数は?」 零はそう言いつつ、右前方に座り、端末を操る男に聞いた ??? 「見ての通り、九隻だったが先に沈めて残り五隻っと言った所か」 ??? 「おい、昌之介 勝手に撃ちやがって…………… 俺の仕事なのによ…………」 昌之介 「そう怒るんじゃねぇよ 皇」 皇がジトーと昌之介を見ているが昌之介は皇の肩をバンバン叩いて笑っていた 皇もいつものことなのかはぁ、ため息を吐いた 零 「皇 エンジンシステムに異常は?」 皇 「問題ないぜ」 零 「稲穂 電単とソナーに反応は? 陽翔 装填状況」 稲穂 「ソナーに異常はない 潜水艦は居ないぜ 電卓も変わらずだな」 陽翔 「装填終わってる いつでも撃てるぜ」 稲穂が持ってたゼリーを咥えながらニヤリと笑いながらヘッドギアを触っていて、陽翔は手に前に映ってる端末を操作しながらチラッと零を見た 零 「綺羅 対空は無さそうだから敵艦を撃ちに行け」 綺羅 「あいよ と、言うわけで真人 エネルギー供給頼む」 真人 「はいよ 五%で足りるか?」 綺羅が机越しに真人を見れば真人は既にキーボードをカタカタ鳴らしながら入力している 零 「ふぅ、第一戦闘!! 先ずは右側の艦を仕留める!!」 零がそう叫べばイーリスの航行が速くなっていく 七人の背中には大きな装置が接続されて、駆逐艦イーリスに繋がっていた
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