日本領海解放戦

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駆逐ヴェリス艦はそう言えばゆっくりとブリッジを見渡した 駆逐ヴェリス艦 「ふぬっ、私達にインストールされてるデータとは少し違うな で、この艦の艦長よ この艦は何処で手に入れた?」 零 「それについては今は話せん お前達の武装をロックしてからだ それとうちの指揮官にお前達の事を話してからだ」 駆逐ヴェリス艦 「ふぬっ、人間とは難しいと言うかややこしいな まぁ、私達はもう既に武装をロックしてある 抵抗はせぬから安心するがよい」 駆逐ヴェリス艦はのんびりとした様子で零の隣に椅子を作ればそこに座った 真人 「まさかこうなるとは思ってなかったな」 晴翔 「それは俺達もだっての」 真人の気の抜けた呟きに晴翔が思わず、答えてしまっていた 零 「ところでシェリア」 零がそう言えば駆逐ヴェリス艦が不思議そうに零を見た 駆逐ヴェリス艦 「シェリア?」 零 「名が無いと呼びにくいんだ 悪いがそう呼んでいいか?」 駆逐ヴェリス艦 「シェリア、シェリアか ふふふ、気に入った」 駆逐ヴェリス艦もといシェリアはその名を気に入ったのか上機嫌に微笑んでいた 零 「では、改めてシェリア 俺達が呼んでるヴェリス艦について教えてほしい どんな些細な事でも構わない」 零がそう聞けばシェリアはしばらく考え込んだ 長い沈黙の中、シェリアは意を決して口を開けた シェリア 「実は私達も自分の事、分かんないんだよね」 零達 「「「「「「「」」」」」」」 ポク、ポク、ポク…………、チーン♪ 零達 「「「「「「「はぁぁぁぁぁぁ!?」」」」」」」
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