始まりの時 駆逐艦イーリス 抜錨

6/9
前へ
/56ページ
次へ
真人 「美菜 忘れ物は無いな?」 美菜 「当たり前じゃん クソ兄貴、何度も言ってうるせぇなぁ」 美菜は髪を弄りながら真人の先を歩いているが真人はふと、美菜の隣に来た 美菜 「な、何?」 真人 「いや、今、気付いたんだが…………… お前、結構、身長伸びたな」 美菜 「えっ?」 あまりの突然の事に美菜は思わず、真人の顔を見た そして自分の目線と真人の目線の位置が同じ位置にある事に気付いた 美菜 「あっ、マジだ」 真人 「全く………… その言葉遣いを直せば美人だと言うのに………」 美菜 「な、何だよ!? うっさいなぁ!!クソ兄貴!!」 真人 「はいはい ほら、危ねぇから前向け」 真人は指で美菜の頬を突き、前を向かせれば美菜はブツブツと呟いてるのを見て、苦笑いを浮かべていた ドン 真人 「おっと、」 零 「あぁ、すみません 急いでたもので」 真人 「いいえ、こちらこそ………… すみませんでした」 角を曲がった際、零とぶつかってしまい、お互いに謝ればすぐに目的地に向け、歩き出した
/56ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加