八十五日後

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「なぞなぞ出すぞ」 「勝手に出せ」 「まんじゅうはまんじゅうでも食べられないまんじゅうはな~んだ?」 「おしくらまんじゅう」 「お父さんが嫌いな食べ物な~んだ?」 「パパイヤ」 「破れは破るほど周りから誉められるものな~んだ?」 「記録」 「食えば食うほどお腹が空くものな~んだ?」 「道草」 「桃太郎が最初に出会った生き物はな~んだ?」 「人間」 「鍋と板、食べられるのはど~っちだ?」 「板。虫なら喰う」 「畑に大根が10本植わっています。4本抜いたらあといくつ?」 「跡は四つ」 「世界一の山エベレストを登頂した登山家が次に目指す場所はど~こだ?」 「下山するから地上」 「顔が6個で目が21個もあるのにどこに行くのかわからないのな~んだ?」 「サイコロ」 「ひっくり返ると大きくなったり小さくなったりするものな~んだ?」 「数字の6と9」 「くそう……やるなおっちゃん。全問正解だ」 「それじゃあ次は俺から出題だ。目には見えないが太陽のように温かったり氷のように冷たかったりする壊れやすいもの、なんだ?」 「目には見えなくて、温かくて冷たいもの? うむむむ、なんだ? あっ、空気か!」 「……まあ、確かにそうだがハズレだ」 「えーっ、違うのか? うーん……ダメだ降参! 正解は?」 「簡単に答えを知ったらつまらんだろ。自分で考えろ」 「えーっ? ケチだなーっ。目に見えなくて、温かくて、冷たくて、壊れやすいもの……ウムムム、謎だ……。この世で一番謎すぎる……」 「俺にとってはお前の存在が一番謎だがな」
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