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今年も何事もなく年を越したか。全く、いつまで待たせやがるんだ。俺はとっくに覚悟ができてるってのに。
毎日毎日同じ場所で同じように生活し、それがいつまで続くかも分からない。とてもじゃないが生きてる心地はしない。俺はもう、死んでるも同然だ。
(ーーぉぃ、おっちゃん)
なんだ? 今、ガキの声が……。幻聴か?
「退屈そうだな。オイラと遊ばねーか?」
違う。確かに聞こえている。しかもすぐ近くから……。
「あひ!?」
顎を持ち上げ頭を向けていた方を見た俺は情けない悲鳴をあげた。
ランニングシャツに短パン姿の小汚いガキが座っていたからだ。
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