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 さらに嬉しいのは、純白のウエディングドレスを着る意味だ。「夫であるあなたの色に染まりたい」という気持ちが込められているらしい。この意味を知った時、私は初めて自分を肯定された気がした。絵の具では他の色に染まるだけ。その事がずっと嫌で仕方なかったが、その性質のお陰で主役を張れるのだ。そんな流されやすい自分も悪くはないと思えた。  また、白色には清潔感があって純潔だと言われているらしい。このように愚痴を零している時点で私自身は純潔でもなんでもないのだが。  どうか、世間での私のイメージがこのまま純潔であることを願うばかりだ。  そろそろ時間みたいだ。私の拙い愚痴を聞いて頂いた皆様、どうかこれからは白色を贔屓にして頂きたい。
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