親方!こんな所にゴスロリメイド喫茶が!

1/1
前へ
/8ページ
次へ

親方!こんな所にゴスロリメイド喫茶が!

俺たちはとある山中で道に迷っていた。だからこいつとは一緒に行動したくなかった。行き当たりばったりで、その癖結果はオーライになる。俺はそんなこいつに嫉妬していた。どこからか歌声がした。橋の下? 「お、あんな所に喫茶店あるぜ?」 こんな山中に?いざ入ってみればそこにはゴスロリメイド風の女子。 「ラッキーだったな」 女はこいつみたいな軽いタイプが好きなのだろう。 「おい、喫茶店なのにステーキあるぜ?」 早速注文してみることにした。するとデザートにケーキが出て来た。 俺たちはそれを見て絶句した。 「これって、俺たちの顔じゃん?」 そのケーキには俺たちの顔そっくりのプリントが施してあった。 「君達、あの橋を越えて来たでしょう?」 ゴスロリ少女は微笑んだ。確かに橋はあった。 「橋の下を湯舟が通る時に橋を越えるとここにたどり着くのですよ。」 少女の指さす先の窓の外を見ると、地獄温泉の看板が立っていた。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加