おっぱい温泉

1/1
前へ
/8ページ
次へ

おっぱい温泉

「なあこれ。おっぱい温泉だって!」 「なんだよ、おっぱい温泉って。」 馬鹿な友人にとりあえず付き合ってやろうと、何気なく雑誌を覗くと本当におっぱい温泉と書いてあった。 「効能としては、おっぱいがたくさん出るようになるって書いてあるな。」 「へー、それでおっぱい温泉なんだ。」 「おい、見ろよ、ここ、混浴だぜ!」 「マジか!どこだよ、すぐ行こう!」 俺たちはいっぱいの下心を積んで一路おっぱい温泉を目指した。 おっぱい温泉は本当に混浴だった。 俺達はイソイソと服を脱ぐと、浴場へ向かった。 うすぼんやりと、女性の白い背中が見える。 俺たちは鼻の下を伸ばした。 何かがプカプカ浮かんでいる。柚子? 「これ、おっぱいじゃね?」 玩具かと思った。 触ってみるとぷにぷにと柔らかい。 「本物みてえだな、これ」 よく目をこらすと湯舟に沢山の女性が沈んでいた。 俺達は驚いて湯舟から飛び出して一目散に逃げ帰った。
/8ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加